これは紛れもない事実なのだが、
夏の晴れてる日は暑い。
それがのぼり斜面なら尚更。
今回は山の上に立つ廃鉱山の記事。
施設自体はもう少し標高の低いところから始まるーー。
人気のない道をしばらく走っていると、突如としてこんな光景が広がる。岩肌に張り付く建造物とパイプ、そして下にはホッパーの機能をもっていた遺構。この遺構は現在地元企業の木材置き場に使用されている。
ホッパー自体は写真右側の半円状の窪み
この中に設けられていた。
ホッパーは2基。どちらのバケットにも植物が。
(こいつをバケットと言うのかは知りません。ごめん。)
では、2枚目の写真の上部に見える建造物を目指して歩いていく。
その道中が1枚目の写真。
カーブの続く道を10分ほど歩くと目に飛び込んで来る景色。
こいつぁすげえや…!
下からは確認できなかった施設の仔細が見えてきた。建物の間を繋ぐコンベアにも期待が高まる。
まずはすぐ横にあるこれ
ホッパー2つとコンベアで構成された小規模の装置。赤錆と緑の繁茂からしか摂取できない栄養分ってあるんだよね。
下を見下ろす。遠くに見える車の位置に先程の施設がある。だいぶ上がってきた。
もう少し歩を進めていよいよメイン。
近くで見るコンベアは凄い迫力だ。
1番手近な建物から見ていく。
なーーんだ…?
コンベアとモーターも見える。が、いまいち設備の用途が分からない。やっぱ窓から手突っ込んだだけの写真じゃ厳しいか…。
辛うじて別アングル。分からないことに変わりはない。
外に出てみると山の下へ続くコンベアがあった。
……。
上登れるけど真下が崖なんだよなぁ……。
登った。
いい景色といい風。足元がメキメキ言わなければ最高のロケーションだ。
振り返ってみるとこれまた素晴らしい光景。
縦でも横でも映える。やっぱ奥行きのある写真はいい。
先程の建物からも下に伸びるコンベアが突き出ていた。
続いて円筒状の建物に入ると、これまた凄いものが。
巨大な円錐。
建物自体の形からも想像しやすい、タンクだ。
コンベアに繋がる部分からは植物が生えていた。
機械の中に残った土砂がそのまま土壌になったようだ。
内部は広くない建物、14mmに物言わせて撮るとめちゃくちゃ綺麗な構造をしていた。
外にはタンクの上に登るための螺旋階段。
登らない。
錆とトタンとコンベア。これこそ求めるべきロマンに思える。
付近を歩いていると
さらに奥へ続くコンベアを見つけた。
というより奥から続いていたコンベア。
行き先はタンクの上部。
ここが始発点だったようだ。
登ってみたがコンベアベルトが無くなっている。
森を抜けてから改めて上を見てみるとベルトのないコンベアがかかっていた。
上に登ったらいい景色が見れそうだなぁ…。
登らない。
これで探索は終わり。
どうやら山を更に登った先に採石場跡があるらしいが、次の物件を目指すため下山。
下山中の景色も良い、最後まで満足させてくれる場所であった。
オマケ
意気揚々と行った「次の物件」で門前払いを食らった。雨にも振られた。如何とも。