140の範疇外

Twitterに書ききれないことを書くところ。

やっぱ光があると安心する話

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そこそこ車通りのある道を逸れて坂を登った先にそのホテルはあった。その堂々たる佇まいにテンションも上がるが、それはそれとしてこのホテルに至る道で作業員と出会っているので気が気ではない。

お邪魔するんだけど。

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すげえエントランス。

何度かTwitterで見てきた光景だが、実際に見てみるとやはり感動を覚える。天井は高く弧を描き、エレベーターが階を貫く。

そして太陽光が差すのもいい。さすがエントランスである。

 

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上の写真の右下、食事を摂るところだったようだ。

 

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場所は少し変わってフロント。崩落を伴い急に廃墟感が出てきた。

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フロントの隣お土産コーナー。ここは暗かった。棚には僅かばかり物品も残っている。珍しい。

 

 

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少し歩くと、きちんとしたレストランに着いた。

よく見ると卓上調味料も残っている。

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厨房へ続く道はそれなりにボロボロだ。
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先人が遺した弁当の空箱。跡を濁すタイプだったようで。

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隣接して「朝食会場になりそうなレストラン」があった。それにしたって色々出しっぱなしで閉まったものである。

 

エントランスを撮した2枚目の写真のエレベーター脇、階段があるのに気が付いただろうか。

その階段を登った先がこれ。

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サパークラブ、という種類の店であったらしい。
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ウシジマくんで見た名前って事しか知識が無かった。

 

地下への階段を見つけたので降りてみる。

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くっら……。

懐中電灯無しでは探索できなくなったのでゆっくりと歩を進める。

 

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結婚式場と
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美容室。実に色々な設備のあるホテルだったのだ。

 

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と、通路の奥が明るくなってきた。
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半屋外の渡り廊下だ。

太陽の明るさにウキウキして廊下を渡った先は

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またこんなんだった。崩壊が酷い。

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ちなみに奥はこうなっている。窓があるのと無いのでえらい違いだ。

 

このフロアからは大浴場に行く事ができる。

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暖簾をくぐり、

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脱衣所を抜け、
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大浴場に着く。ここもTwitterで見た光景だ。
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完全では無いがカランも残っている。


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浴槽諸々。この写真を見て初めて露天風呂に行きそこねた事を知った。

 

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さて、大浴場の階から階段を上るとこちらの棟のエントランスに着いた。掲げられた方言がいい。
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地方の温泉にありがちな歌手のポスターの横を進むと、

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広い食事処があった。

ここで少し休憩、懐中電灯の電池を入れ替えた。

 

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2階を目指す。

 

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2階は簡単な厨房といくつかの部屋。宴会場として設けられていたようだ。
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降りがけに階段を見下ろす。こういうのが好き。

 

 

今更だが、この物件の構造と当日の道程はこうなっている。

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勿論ホテルの館内図も存在するのだが、色々書いてしまってある為模式図にて勘弁願いたい。

 

 

続き。

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地下1階にもどってきた。今一度本館へ。


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本館最上階にあったラウンジのような空間。f:id:toiro1107:20220720082405j:image

主に酒類を提供していた。
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なんならワインが残っていた。

これはまぁ、閉業後の来訪者によるものだろう。

 

ここから客室を見ていくのだが、いかんせん観光ホテルの客室というのは代わり映えしない。

いちいち趣向を凝らしてられないからである。

よってここで紹介するのは2部屋、通常の部屋とスイートルームである。

 

まず普通の部屋。

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すっげえ整えられてる……。

いちおう閉業から10年以上立っているのだが、この「通常通り」感にはびっくり。

てか怖い。

どこかに無許可の住人がいる可能性が跳ね上がるから、である。しかし前述の通り全ての部屋を見て行ったわけではないので、今回は誰かと対面するという事にはならなかった。

 

正直それに越したことはない。

 

こちらがスイートルーム。

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こちらは多少物品が持ち去られているが、それでもこの状態の良さ、ここなら泊まれるなー、などとも考えてしまいそうだ。

 

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ちなみに各階のエレベーターホールはこのような感じ。言ってしまえば標準的な観光ホテルのそれである。

 

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各階を回って、本館エントランスに戻ってきた。

ホテルの館内図を見ると全てを見たわけではないのだが概ね見れたからいっかー、の精神でホテルを出た。

 

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振り返って1枚、しっかり楽しませてもらった。

 

ちなみにオマケがあるので結びはそっちに任せるとする。よって今回のブログはここまで。

では。